放射性物質が土壌や雑草から見つかり、国連の国際原子力機関(
日本政府に対し、
日本側の調査でも、飯館村と、その東隣にある川俣町(
高濃度のセシウム137など放射性物質が見つかっている。
度が持続的に観測されれば避難指示を出すが、今のところ、
避難指示、
ている。
福島原発からの放射性物質の拡散は、風と雨によるものだ。
月12日から16日までに起きた水素や水蒸気の爆発、
、
炉内や使用済み核燃料プールにあった放射性物質(放射能)
された。それが風に乗って遠くに運ばれ、
注いだことと考えられる。原発での放出時の風や、
によって、
時がある。3月17日以降は、爆発や蒸気排出など、
物質の放出は行われていない。放出がなければ拡散もないわけで、
飯舘村や川俣町への放射性物質の新たな蓄積は減っていると考えら
が「今のところ避難指示を拡大しない」
http://www.kahoku.co.jp/news/
村覆う見えない恐怖 放射能に揺れる福島・飯舘
原発事故の発生後、米国政府が福島原発から80キロ(
いる米国人に避難を求めたため「
狭すぎる」という批判が日本国内で出た。
同様の批判が出るだろう。米国は、
いので、80キロの避難でも比較的難しくない
だろう。このように書くと「上
から目線でものを言うな」という批判が読者から来るとは思うが、
している日本で、しかも大震災の直後で交通が困難に直面し、
災して避難場所を求める人々も多い現状では、
るのが、米国に比べて難しいとも考えられる。
被災直後の3月12日から16日までは、原子炉の制御が困難で、
蒸気の爆発が起きたり、
だ蒸気の排出(ベント)を行わねばならなかった。
プールの水位が下がって燃料の上部が空気にさらされて高温になり
可能性もある危険な状態だった。空中に排出された放射性物質が、
よって、畑や浄水場に降り注ぎ、農作物や水道水に被害が出た。
原発事故の「第1の正念場」だった。
その後、
が安定に向かった。爆発は起きていないし、
も行われていない。
島原発で水素などの爆発が起こらず
、蒸気排出も必要なければ、原発から空気
中への新たな放射性物質の大量放出は起きず、
こともない。
は縮小していく。今後、
能に再び陥ると、再び汚染の被害が起こりうるが、
らない限り、心配事は減る傾向にある。
政府や東京電力が重大な事態を隠しているのではないかと懸念する
が、私が見るところでは、これまでのところ、
るだけの情報を発表させ、重大な事実の隠匿はないように思える。
が起きると、政府や東電が隠す前にテレビで放映される。
などが各地で放射線量を計測しており、
することは困難だ。
の間違いの方向は「隠蔽(過小評価)」ではなく、
価」だった。
▼汚染冷却水の問題
福島第1原発は、まだ大きな問題を抱えている。
圧力容器と格納容器のどこかに穴
(亀裂?)が開いたままになっていることだ。
その穴から高濃度の放射性物質を含んだ冷却水が漏れ、
場所にたまっている。
前から周辺海域の放射線の濃度が上っている。
近して調査することが困難なため、
は、
力を回復してポンプなど平時の制御機能を回復し、
ている非常事態から脱しようとしている。しかし、
のの、その先の配線の復旧作業が、
原子炉は、燃料棒(ペレットと被覆管)、圧力容器、格納容器、
「五重の防御壁」がある。通常は、密封された圧力容器の中と、
用の復水器との間で冷却水を循環させ、その水(蒸気)
走(高温化)を防いでいる。
その後3-6年は冷却を続けないと、
今回の事故では、地震直後に核分
裂を止めたが、一時すべてポンプが止まって
冷却水の循環が止まり、2号機と3号機で、燃料棒の一部(
温になって溶融し、圧力容器の底にたまっている。さらには、1-
べてで、圧力容器の下の方が破損し(
の溶接部が破損)、圧力容器に水を入れて冷やそうとしても、
したところから水蒸気として格納容器の方に漏れ出てしまい、
りにくくなっている。もれ出た水は、
たウラン燃料が圧力容器から漏れ出し、
ある。
格納容器に汚染水がたまっても、本来は、
っていた。しかし実際には、水素もしくは水蒸気の爆発によって、
下の方(圧力制御室?)に穴が開き、
機と3号機では、
う、割れないはずの2つのお釜が、両方とも割れてしまっている。
料棒が溶融し、
発表されている。(4-
6号機は定期点検中で、燃料棒が炉内になかった)
お釜が割れていても、お釜にどんどん水を入れて冷却しないと、
温になって危険になる。お釜が割れているので、
にどんどん汚染水がたまり、放置するとあふれて海に流れ込み、
燃料棒があまり熱を出さなくなるまで、3-
お釜のどこが割れているかも、まだ特定できていない。
ぐ作業を終えるまで、貯水槽に汚染水がたまり続けるが、
水の汚染を取り除く施設も原発内にあるが、
タンカーを調達し、そこに汚染水をためる構想も出ている。
1-3号機では、圧力容器からの水の漏洩状況が把握しにくく、
棒の溶融状況も確定できない二重の非常事態で、
を入れ続ければよいか、手探り状態の原子炉運転が続いている。
線が復旧して通常のポンプを動かせるまで、
通常の冷却水循環機能を回復する際には、
手探り状態の運転が安定してから、さ
らに何年も冷却水の循環を続け、炉心を
冷やしてから廃炉の作業に入ることになる。こうした「冷やす水」
別に、圧力容器からの汚染された「漏れる水」
れらの「第2の正念場」の工程の中で大きな失敗があると、
なって、大気への大量の放射能漏れという「第1の正念場」
ない。
福島原発事故の事態は、
海の中では、地上よりはるかに早く放射性物質が希釈されていく。
濃度でも、すぐに大きく希釈されて問題ない濃度になる。
積される懸念はないと政府が発表したが、
射能汚染することは悪いことに違いなく、
ろうが、空中に大量放出され、
かわからない状況よりは、人々にとっての被害が少ない。
く三陸など東北の漁業を、風評被害の犠牲者にしてはならない。
汚染水の問題に解決のめどが立ち、
の正念場も峠を越える。原発の事態が安
定した後、周辺の放射性物質の除去が
行われ、避難していた人々が家に戻り、
うかの放射線量の測定が行われる。
経済面の補償の話と、東電の経営問題などもある。
るが、一つずつ乗り越えていくしかない。
電しつつ、おつかれさまですと言って応援したい。
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